福音新聞No.4

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福音新聞No.4

私たちは見えるものにではなく、見えないものに目を留めます。見えるものは一時的であり、みえないものは永遠に続くからです。

-コリント人への手紙第二4章18節-

昔、中国の古代帝国である秦の始皇帝は不老不死の薬を求めて、家来に世界中を捜して歩かせました。
始皇帝は生まれつき、体が丈夫ではなく、中国を統一した頃から不老不死を求めて、方士という宗教家を傍らに近づけるようになったと言われています。
始皇帝は方士の中でも有名な徐福(じょふく)という人に、東にあると言われている蓬莱(ほうらい)の国へ行き、仙人を連れてくるようにと命じました。この蓬莱は日本の事を指していると言われ、日本各地に徐福の最期の地といわれる場所がいくつもあるということです。しかし、彼の願いは果たされること無く、かえって方士の作った不老不死の薬で体を悪くして死んだと言われています。
不老不死というのは誰もが最も望むものでありながら、あの偉大な権力者、秦の始皇帝でもこれを得ることはできなかったのです。
考えてみれば、どんな金持ちであろうと、どんな権力者であろうと「命」や「老い」に関しては平等です。誰も好きで死ぬ者はいません。
かえって全ての人は死を忌み嫌っており、死や苦しみの無い世界、永遠のいのちに憧れているのです。聖書に次のようなことばがあります。

-旧約聖書伝道者の書3章11節-

神はまた、人の心に永遠を与えられた。

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