福音新聞No.3

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福音新聞No.3

-新約聖書ルカの福音書 12章 4・5節-

そこで、わたしの友であるあなたがたに言います。からだを殺しても、あとはそれ以上何もできない人間たちを恐れてはいけません。恐れなければならない方を、あなたがたに教えてあげましょう。殺した後で、ゲヘナに投げ込む権威を持っておられる方を恐れなさい。そうです。あなたがたに言います。この方を恐れなさい。

これは、イエス・キリストがお語りになったみことばです。
聖書の中に、死後のさばきの場を表すゲヘナ (新共同訳聖書では「地獄」と訳されている)という言葉は十二回使われていますが、その内の十一回はイエス・キリストご自身がお語りになった言葉の中に出てきます。つまり、イエス・キリストがいかに死後のさばきの場所について語られ、強調されたのかということが分かります。
上記に代表的な箇所を引用しました。

-新約聖書マタイの福音書5章 24節-

しかし、わたしはあなたがたに言います。兄弟に向かって腹を立てる者は、だれでもさばきを受けなければなりません。兄弟に向かって『能なし』と言うような者は、最高議会に引き渡されます。また、『ばか者』と言うような者は燃えるゲヘナ(地獄)に投げ込まれます。

何という恐ろしい宣言でしょうか。
しかし、これはイエス・キリストが私たちを愛しておられるからこそ、語っておられるのです。
たとえば、私たちの愛する家族が命に関わるほどの病気であったとしましょう。治療を受ければ、あるいは手術をすれば助かるのに、本人がその病気の重大さに気が付いていなかったとします。ならば私たちは、その家族を愛するがゆえに、このままではどれほど危険なのかを説明するでしょう。
そして、何とか手遅れにならないうちに助かってほしいと願うでしょう。
人間にとって、造り主である神から離れた人生がどれだけ間違ったものであり、罪深いものであるのか、その結果がどれほど恐ろしいものであるのかを気付かせるためにイエス・キリストは警告しておられるのです。
では、罪とはどのようなものでしょうか。

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